松九夢中人
本文へジャンプ 平成21年2月26日 

SM912     油絵(ボブロス画法)に夢中                       南東地区 福永攻治さん
【取材】(写真・編集:菊竹宏明、原田和夫、木村健一)【取材日】2月21日(土) 
今回は南東地区(大野城市若草)にお住いの福永攻治さん宅を訪問して油絵の取材をしました。
福永さんは、雨の日や寒い日に家で熱中できる趣味と思い、3年前から始めた油絵(ボブ・ロス画法)は現在も毎月1回、同年代でパソコン仲間でもある熊本の教室に通っているそうです。
当日は自宅の2階のアトリエで実際に風景画を描いての取材でした。

□ 始められて何年になりますか?:
   今年で3年目になります。 3年目で各パーツの描き方のノウハウが判ってきて、現在は6号キャンバス
      で、3時間で完成できるようになりました。現在も毎月1回、熊本のボブロス教室へ通っています。
□ 一番苦労されたことは:
      この画法は、下書きなしでダイレクトにキャンバスに絵の具で描いていくので、絵の具を薄めて重ねて
      いく技法に苦労しました。最初は雲・山・林、岩などの描き方の練習が主体で、次に構図を考えながら
      遠近感がでるように絵の具の濃淡を配合していくことでした。
   とにかく沢山書くことでキャンバスは絵の具を落とせば何回も使用できますし、余った絵の具は冷蔵庫
      で保管すれば次回に使用することがきます。 
□ 取り組んでよかったことは:
   風景、景色の見方が変わった点です。山を見ても、遠くは薄く・近くは濃い山の遠近感や樹を見ても、
      枝振り・葉が上と下ではどう違っているか等、見方が変わりました。描画のときにもこの感覚が大いに
      役立ます。
□ 次の目標・課題は:
      今は風景が主体ですが、今後は人物、草花、動物などを描きたいと考えております。今後も展覧会
   などに出品するのではなくて、気楽に、楽しみながら描いていきたいと思います。
   最近は100円ショップで800円位の額縁を購入してB5サイズ位の作品を描いては友人や知人に贈呈を
      しています。

□ その他
福永さんは、いろいろとアイデアを駆使し、イーゼル(三脚)やパレットなどの絵画道具、材料などを自分で作っておられるのには感心しました。また、奥様もご主人同様、いろいろと趣味を持たれており、沢山の折り紙の作品が部屋に飾ってありました。


ボブロス画法とはアメリカのBOB ROSS氏により考案された油絵の手法でウェットオンウェット画法とも呼ばれ、通常の油絵は塗っては乾かすという作業を繰り返すので完成まで長い時間を必要とするのに対し、ウエット・オン・ウエット(Wet-on-wet)と呼ばれるボブロス画法は、重ねる絵具を順次柔らかくして描いていき乾燥する必要がないので短時間に仕上げられ、失敗しても簡単に修正ができます。最初にリキッドホワイトの下塗り材でキャンバスを湿らせた状態にし、その上にボブ・ロス画法の用の絵の具で筆、ナイフ等を使って描いていきます。教室では6号キャンバスで約3時間で完成させているそうです。
  右の写真のボブロス画法のセットは絵の具、筆一式で約2万円、キャンバスは6号サイズで700円
取材当時に描いた風景画(1時間で完成)
ナイフで山の輪郭を描く 平筆で絵具を伸ばして山を描く 平筆で林を描く ナイフで幹、小筆で枝を描く 林や木のハイライトを描いて完成
油絵(ボブロス画法)の作品          撮影  平成21年2月22日

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奥様の趣味で始められた折り紙の作品が沢山部屋に飾ってありました。
口径101mmの超望遠レンズ付きカメラセットの作成 
よりシャープでクリアな写真、より微細な(鳥の羽毛まで)写真が撮りたい一心で口径101mmの天体望遠鏡にデジカメ(ニコン90D)を接続した超望遠レンズつきデジカメを作成しました。現在はマニュアルオートで撮影していますが、来月にはAF化ができるまでになりました。単焦点レンズのため非常にシャープな写真撮影ができ、又焦点距離1300mmの動画撮影ができますので非常に面白い撮影ができます。
 ●焦点距離:896mm(APSCサイズ使用時1344mm相当)       ●F:8.9
このレンズで撮影した写真(クリックすると拡大します)
15m先のヒヨドリ 100m先のクロツラヘラサキ 15m先のメジロ